2011年12月30日

そうか、なでしこっておじさんだけの流行なのか

「なでしこ」が流行っているのはオジサンだけ!?
バブル・氷河期・ゆとりで全く違う“今年の流行語大賞”

周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”とゆとり世代の“ゆとりちゃん”。そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどう対処すべきなのかを研究していく。……という主旨で始まった当連載ではあるが、少し間口を広げて、社会の様々な問題点や関心事に対し、「世代」という軸を通じて解決策を見出そうという主旨で回数を重ねている。

さて、激動の2011年のなか、気がつけばこの連載もなんとか年末を向かえることができた。2011年最後の今回は、今月初めに発表された「2011ユーキャン新語・流行語大賞」を参考に、本当に各世代で流行っている流行語は何?というテーマでバブルさんとゆとりちゃんをゲストにしてお送りしたいと思う。

【今回のバブルさん&ゆとりちゃん】
木内忠志さん(仮名)年齢:45歳(1966年生まれ)/不動産関係/新潟県出身
新川樹里さん(仮名)年齢:24歳(1987年生まれ)/事務職/東京都出身
「なでしこジャパン」を使うのはバブルさんだけ?
――今年もユーキャン新語・流行語大賞トップ10が発表されましたが、バブル世代とゆとり世代のお二人はこれらの言葉を実際に使っていますか?

<ゆとりちゃん(以下、<ゆ>)> トップ10の中で、今も使うのは「スマホ」と「どや顔」ぐらいですかね。でも、流行語として使っている感覚はありません。「ラブ注入」と「こだまでしょうか」は、一時期は使いましたけど、あとはよく分からないって印象ですかね。

<バブルさん(以下、<バ>)> そうなんだ。「3.11」とか「なでしこジャパン」は使うけどなぁ。「なでしこ」の話題になるときにどう呼ぶんですか?

<ゆ> 「女子サッカー」。あるいは選手の名前で呼びます。“なでしこ”なんてオッサンがいかにも名付けたっぽい言葉、イマドキの若い女性は使いませんよ。

<バ> なるほどねー。気をつけなきゃ。

――僕は毎年、流行語大賞に選ばれる言葉を見て、流行語って何だろう? と考えちゃうんですよね。というわけで、皆さんに今回TOP10に選ばれた言葉が本当に流行っているのかチェックしてもらいました。

世代で全く異なる今年の流行語
全世代的なブームはもはや存在しないのか?
――「ユーキャン・新語流行語大賞」はトップ10の発表前に候補として60のノミネートをあげています。60の中からそれぞれに流行語だと思ったものを選んでいただきました。

バブル世代・木内さんが選んだ流行語
お嬢様の目は節穴でございますか
帰宅難民
スマホ
年の差婚
内部被曝

氷河期世代・梅田が選んだ流行語
エダる(本当は、「枝野寝ろ」にしたい)
推しメン
こだまでしょうか
ジャスミン革命
ぽぽぽぽーん

ゆとり世代・新川さんが選んだ流行語
あげぽよ
君、きゃわゆいネェ
自粛
マルマル、モリモリ
ラブ注入

――と、言うわけで60のノミネートの中からお二人に5つずつ流行語を選んでもらいましたが、何と僕も合わせて3人とも1つも言葉が被らない、という事態になりました。「多様化」という言葉でくくってしまえばそれまでですが、これがまさに世相を映しているような気がしますね。まずは木内さん。

<バ> 震災関連から2つとスマホ。「お嬢様の目は〜」は今年よく聞いた気がするので何となく選んでみました。北川景子が出ているドラマの方をたまたま見てしまって、それから何となく使っています。あと、年の差婚は、今年多かったですよね?

――確かに。加藤茶さんの結婚はさすがにビックリしましたね。45歳の年の差婚だもんなー。もはや親子以上の年齢差ですよね。新川さん、加藤茶さんのような年上の人と結婚したいですか?

<ゆ> 私は同世代が良いです(きっぱり)。

――あ、そうですか…。そんな新川さんは「あげぽよ」「マルマル、モリモリ」などエンタメ系から選んでいますね。いかにもフレッシュな言葉たちです。ちょっと毛色が違うのが「自粛」ですね。

<ゆ> これ、不謹慎かもしれないですけど、「自粛」「自粛」ってよく耳にしたので。うちの母親が電気を切るときに、自粛自粛……ってつぶやいているのを見て驚きました。

――今、気づいたんだけど、「不謹慎」のほうがよっぽど流行語だよね。なんで、新語・流行語大賞はそれをノミネートにあげてないんだろう?それこそ不謹慎だから?「いいね!」とかもないしね。

<ゆ> あ、「いいね!」は確かに流行りましたよね。

◇◇

――最後に、今から27年前。「新語・流行語大賞」の第1回(1984年)の受賞作を振り返ってみましょう。大賞はなんだったと思いますか?

<バ> うーん、「ファミコン」とかかな?

――ブー。正解は「オシンドローム」でした。

<バ> なるほど。懐かしい!

――正直、僕と新川さんはまったくピンと来ません。では10年後の1994年あたりを見てみましょうか。大賞は宮沢りえの「すったもんだがありました」でした。これは僕も分かります。懐かしいですね。

<バ> あの頃のりえちゃん、可愛かったなぁ。

<ゆ> 全然分からない……。

 流行語の話題から社会評論に流れ込む目論見だったが、忘年会の時期、どこの居酒屋でも行われている「古いものを“懐かしい”と言って若い世代が分からない具合を楽しむ」という不毛な話に終始してきたので今回はここで筆を置きます。バブルさんたちは、若者の流行語を無理に使ったりして、彼らと仲を深めようなんてことは考えないように(そんな勘違いオヤジも見かけなくなりましたよね)。現代は、世代によって流行る言葉もバラバラですから。

 と言うわけで、震災に見舞われた2011年をなんとか乗り越えましたが、2012年こそは皆さまにとって良い年になることをお祈り申し上げます。

<今回のまとめ>
・現代は流行語も、世代によって多様化しており、全世代的に流行るキーワードはまれである

バブル世代の(恩恵は受けてませんが)おばさんんである私はさびしい…
posted by みょうみょう at 11:31| Comment(0) | 新聞・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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