2011年12月29日

さんざんいじめたクラスメート

小学生の頃、ぶんちゃん(仮名)というクラスメートがいた。私たちは知恵遅れだとか、バカだとか言っていたが、今で言うなら知的障害の子だ。20人にも満たない、たった一クラスだけの、6年間ずーっと同じ顔ぶれで過ごさねばならない、そんな田舎の小学校だった。ぶんちゃんとは、同窓会で2回ほど会った。やせっぽちで、いつも泣きそうな顔をしていたぶんちゃんは、貫禄のある体型に変っていた。泣きそうな気弱な顔は変らない。養護学校(たぶん)を卒業してからは、ずっと同じ会社で清掃の仕事をしていたようだが、クビになったと言っていた。もう来なくていいと言われたらしい。気の毒だな、と同情はしたが、義憤に駆られることはなかった。知的障害の人を解雇するなんてゆるせん!と怒るべきなのだろうか。こういう人たちが安心して暮らせるような社会を作らねば、と熱くならなければならないのだろうか。そうかもしれない。だが、なんか知らないけど、その他大勢の派遣切りにあった人たちや、リストラされた人たちに対する、ちょっと他人事のような無責任な感慨しか抱けない。私は小学生の頃、ぶんちゃんをさんざんいじめた。ずいぶん意地悪をした。全然仲良くしてやらなかった。どうしてか?わからない。たぶん、いっしょに遊んでも面白くないし、いじめたら面白いし、バカな私でさえわかることがわからなかったから、自分よりもっとバカなんだと思って、安心してやっつけていたんだろう。今になって善人面して、障害があっても差別せずみんな仲良くなんて、どの面下げて言えるだろう。それに、ぶんちゃんには悪いが、障害がなくても、今のご時勢、会社の都合ですぐにクビを切られるのだ。でもぶんちゃんをクビにした会社、後で後悔したって遅いからな。ラクしたり、ズルこいたり、出し抜いたり、知恵もないのに、そういうことばっかり考えてるやつがほとんどの世のなかで、真面目に働く人間ってそうそういないよ。せいぜい、小ずるいヤツを効率よく雇えばいいさ。
posted by みょうみょう at 20:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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